―翌朝・外―[早朝早く目が覚めると、何時もの日課とばかりに軽く顔を洗ってから外に出た。タオルを一枚台所から取り、納屋から鍬を取ろうと足を向け、扉に手をかけた所で。]あれ?[納屋のさらに奥の壁から靴が見えた。それも爪先が上向きに。]何だ何だ?誰かぶっ倒れてるのか?ローザが持ってきた酒でも飲みすぎたんじゃ…。[とか何とか。そんな事を呟きながら、おい大丈夫かと壁の向こう側を覗き込むように足を向けて――――]