― 中庭・木の傍 ―……ところでニキちゃんや。[ふ、と顔を俯かせる。表情は翳りを帯びた。]じいちゃん、喉が渇いたよぅ……。キリルちゃん帰って来ておくれぇえぇぇぇぇえええ。[老人は自分本位に嘆く。放って置いても、泉の傍で黄昏れていること*だろう*]