[ほらー、と、黒をつんつんと突く。今バレたとは娘は知らない]「隠れさせて…」[掠れるような小さな声が聞こえれば、黒を両手ですくい上げた]う、ん。無理。傍にいるのに隠れてても仕方ないでしょ…「やー…」[黒が小さく震えている]