――…、…![何が可笑しいのか解らなくて、それが悔しくて。一度だけ振り返って少女を見る。『どうして、大事な人ばかり、いなくなるのかな。』また少女を悲しませてしまった、それが悔しくて。涙目のまま腰にあった楯を手に取り身を守るように蛇を見ないように翳す。]……っ、…待ちなさい――![例え身体がどうなろうと構わない、せめて今、彼を追う力さえあえばいい。]