[鋭い声に応じるように飛来する銀に、乱舞の一部分が削がれる]……ちっ![微かな意識のブレ。それが呼び起こした隙を突くように、銀の一本が左肩を貫き、鮮やかな紅を散らすが]……っか野郎……。そんなあっさり、「切り捨てられる」、もんじゃねぇだろ、絆ってのはっ![自嘲の笑みと言葉は、その痛みすら忘れさせるか。糸は使い手の紅を纏い。舞う花弁さながらの様相で、金の髪の青年へと向かい行く]Schneiden Sie es!……泣き言言って甘えんのも、大概にしやがれっ!