─ 自宅 ─
お父さん。
私、自衛団長さんがもういいよって言うまで、宿屋に泊まりたい。
[そう父に言ったら最初は反対されたけれど、どうしてもそうしたいと言ったら、許してもらえた。
ブリジットも口添えしてくれたなら、彼女にお礼を言って。
娘の申出を許してくれた父にもありがとうと言って、宿泊の準備を始める。
とは言っても小さな子供の用意は着替えにお気に入りのお人形くらいしか無いからすぐに終わった。
リュックを背負い、ちっちゃな頃からいっしょにいる青い服の人形を抱っこして。
自宅を出るとブリジットの家までついていって彼女の準備が出来るのを待った。
その後何もなければ、宿へと向かって*いっただろう。*]