[ず、ず、と身体を引き摺り 漸くという具合にノブの身体へ指先が触れる。] ……っ ………ぁ![もう少し、もう少し。 身体を引き摺って、何とか彼の状態を知れる位置へ。 その傷跡を見れば躊躇無く自分の衣服の袖を押し当てて] っっっく[目一杯の力で、その箇所を押した。 圧迫する止血法しか知らないから。 此れで止まってくれるかは解らないが、 今はただ、信じて圧迫する事しか*出来ないまま*]