[半刻程が過ぎて、血に染まったナイフを手に戻った男に他の団員たちは、顔色を蒼白にする] ……なんて、莫迦なことを。[呻く副団長] 仕方ないだろう。 あの魔女、あの夜と同じに、俺を小馬鹿にしやがった。 俺たちに協力する気なんかないんだよ。[男の開き直りの言葉に団員たちはざわめくが。魔女は何れ、処刑されていただろうと、自分たちを納得させるように頷きあう]