うんこれ。
あ、ふーちゃんありがとね。
[言いながら笑顔で見せる代物への反応に>>33とても残念そうな顔をしたが当然見えるはずもない。
(自分にとっての)好物を避けてエリカが選んだ物には、うへぇ、というような顔をした。]
うわー、すごい色。
お姉さんよく飲めるねそれ。
[自分の事は棚に上げ、フランから缶を受け取るとプルタブ開けた。
中から芳醇な香りが、周囲にふわっと立ち込める。
それに女子二人がどんな顔していたかは幸いか見ずに。
面を半分だけ上げて、ゼリー入り飲料独特のじゅるじゅるという音をたてながら、缶の中身を飲み干した。
独特すぎる独特な味に、ほっと息をつく。
飲み込んでしまえば、さほど周囲にまで匂いが残らないのは当人以外の人には良い事だったかもしれない。
なお面の下、ちらりと見える口元辺りは、やけに整っている以外普通の人間と変わりない。蛸口だったりはしないのだ。]