ああ、俺らもさ。[やはりか、とリディヤの内心に気付くことなく、その問いに頷く。]やー、案外出会いがなくって、王子様かお姫様を待っている状態なのかもな?……って、ないない、俺なんざぁ猟銃撃つしか取り柄のないおっさんだぞ?[真顔で首をぶんぶん振ってベルナルトの言葉を否定しつつ。]まー、俺も祈る相手いねぇけどな。[ぼそり、呟いて、ベルナルトの後に続く。]