[そして次に意識が戻るのは、扉をたたく音>>38によって。 ゆるゆると戻る意識の中、名前を呼ぶユーリーの声が聞こえればぱちりと瞳を開き。 白いネグリジェの上にストールを羽織って、玄関へと向かう] ユーリーさん? どうか――……[扉の向こうにいる人は、なんだかとても顔色が悪く見えた。 そっと見上げたところで告げられる言葉に、青い瞳を大きく瞠目き]