……わ、私のせい、だ……私の……
[あの時、不用意な問いを発しなければ。
あの時、すぐに後を追いかけていれば。
そんな意味のない仮定をして後悔に襲われる。
階段の踊り場で逃げようと言う様に揉み合った後もあったけれど、そんな細部を見てられるほど冷静ではなく。
またマリーを抱えて動けるはずもなくて。
碧い瞳を閉じさせてからゆっくりと動き出す]
と、とりあえず、みんなに伝えなきゃ……
[でも、これは吊だろうか、襲撃だろうか――
高峰の傷を見ていないから、判断がつかない。
頭の一部分でそんなことを考えながら、血のついた手足のまま、階段を上ってPC室へと向かう。
マリーの死体の周囲に、血のついた足跡がまた、幾つか残された]