泣かせたかったわけじゃ、ないんだけどな…。[泣き声ではなくなったもののどこか張り詰めているクロエの声に、口にするつもりのなかった内心が零れる]遠くて悪いんだけど。[フーゴーに言われたクロエとヴィリーに頭を下げた。意地だけでは歩けなかったが、自業自得だからというのか、少しでも寄りかからないようにして奥の部屋へと*向かった*]