─ ギュンターの私室 ─[呆然としていた所にかけられた声。>>34 >>35びく、と身体が震えた]けが、してない。[助け起こそうとする手をするりと抜けて。ぽつ、と零したのは掠れた声]怪我なんてしてない……してないよ。俺は、大丈夫なんだよ。いつも、俺は、大丈夫、なの、に……。[言葉だけが先走って、後から後から零れて落ちる。イヴァンがやって来た>>43のにも気づけず、問いも素通りしていた]