─ 翌朝 ─ん……んん?[前日のあれこれのせいか、珍しく寝過ごした青年の意識に目覚めを呼びこんだのは、扉を叩く音と叫び声。>>35]ったく……落ち着かないなぁ、もぉ……。[何があったかは、叫ばれた名前から何となく予想がつくけれど、それはおくびにも出さず]……どしたの、一体……団長さんが、なんかした?[扉を開けて、向こうに立つユリアンに向けて問いかけた。*]