―ベット部屋―[どれくらい意識が遠かったのか。カラカラという音が耳に届き顔を上げた。リストバンドをもとに戻し、見上げて。]誰…ああ、Wen.氏か。…それ、は。[椅子の上に、タオルに包まれた塊。大きさからして、ぞくりとする物がある。またなのかと、近づいて。聖は何と答えたか。]………………は。[それが、クラスメイトの成れの果てと。聞かされ一瞬何か、性質の悪い嘘でもつかれたような顔になる。]