─ 結界内のどこか ─きゃうぅぅぅ……。[ティルはクルクルと眼を回しています。さっきからふわふわにやられっぱなしで、体力が落ちているのもあるのでしょう]…ふにぇ?[幸か不幸か、ゼルギウスがかけた声にティルは反応しました。仰向けの状態でゆるりと瞼を持ち上げます]………ぅ? ぜる どーし?[先ず眼に入ったのは銀糸の髪。それから眼の焦点がゼルギウスの顔へと合わさり、ティルは何度か瞳を瞬きました]