― 第二階層・通路 ―
嬢ちゃんはヤだなー。
おれかーちゃん似だから、前はすげぇ間違えられたけど。
[女の子と間違えられるのは、そこは少年、抵抗がある。
そんな関係ない事も言いながら、瀕死に追いやった人は子供の手に余るので大人に任せることにした。
医療班、とか言う言葉は都合よく聞こえてなかったらしい。]
そういやねーちゃんとにーちゃんはなんて言うの?
[今度は逆に尋ねてみたのだが、
ふとその向こう側に見えた素敵なもの>>40に、瞳がきらきら輝いた。]
………うわ、犬だ!犬飼ってるんだ!
[走り出して、もふもふしたものの首もとに、がしっと突撃しようとした。]