何とでも言えっ、それが俺のスタイルだ!
[掠めた傷もそのままに、けらと笑って言い返す]
ちっ、そう簡単には攻撃通しちゃくれないか。
アレの使い方、ちっと変える必要あっかな。
[一つだけ事前に仕掛けておいた魔法を思い出す。従来の使い方とは違うが、応用は可能だろうと作戦を練り始めた。相手の隙を突いて次を繰り出そうとしたが、水晶龍のブレスの方が早く]
くっそ、一か八か!!
-開け異界の門 我が盟友を介し妖しの力を我が力とせん
-異界に燃え盛る数多の焔 来たりて冷気の壁とならん!
[避け切れないと判じ、どうせ食らうのならばと苦手な属性防御魔法を紡ぐ。瞬間的な集中力は異界より炎を呼び寄せ、ライヒアルトの目の前に赤き壁を作り上げた]
よっしゃ!
[珍しく成功した防御魔法はブレスの威力を削ぎ。ライヒアルトに届いたのは氷雪を削られた冷風のみ。呼び出した炎も形を小さくする]