― 自室 ―[広間から離れて自室に戻る。 酒瓶に手を伸ばして、一つため息をついた。 それからしばらくの間部屋に篭り。 夕方、廊下に出て屋敷の中を歩く。 そして執事>>21たちが玄関から出るのを見る。 何をしているのかと後をおって、その後の光景を見た。 人狼だと疑われて少女が抵抗する様も、少女を殺す執事たちをもみつめたまま] ……まァ、こうなるわなァ……[少女の死を嘆くこともなく、ひとつため息をついただけで。 そしてそのまま、その日は自室に戻って食事をとりにいくこともなく夜を明かした]