さて、このまま話しに興じてもいいが、試練なわけだし…はじめようか?
[カルメンを破ったというのにも、時間を無駄にできないというのに頷きを示しつつ、目の前のゼルダを見つめる。本来はまず能力をあげる魔術をかけたいところだが、その間にあの軍刀で己が抜かれるビジョンが浮かんでやめる]
援護か妨害か支援かゼルギウスのほうか。任すぞ。相棒
開きたまえ。異界への扉。
我が呼び声に答えよ。日の差さぬと暗黒の凍土よ
[手短に後ろの相棒に声をかけて、右腕を口もとに翳しつつ。詠唱に入り。異界を繋ぎつつも、左手を相手に向け、古代語魔法をもって、火球――触れる直前で破裂し爆圧を襲われる火の球を二発。ゲルダへと向けて放つ]