─ →厨房─[勝手口から厨房に入り、オレは一旦扉を閉める。薪も何も持っていない様子を不思議がられたかもしれない。オレの表情はヴィリーを見つけた時の、翡翠を見開いた状態のままだったことだろう]あの、さ。なんか、納屋で、ヴィリーが───。[言いかけて、オレは言葉を止める。見開いた翡翠は広間に居る赤を纏った人物を*見詰めていた*]