―ギュンターの屋敷・広間―
[男が家族の事についてあまり触れられたくないように、彼にもきっとそういう物があるんだろうと。
そういう人付き合いの機微は、町に出てから身についたもの]
俺の方も、家に来たお客さんの話しを拾った程度の事しか覚えてなかったし、お互い様じゃないかな。
ん、ただいま、エーファ。
[お帰り、にはただいまを。
頭を下げて見せるのに>>45、こちらも同じように一礼をして
続いた言葉に]
アップルパイ!
[と思わず声にしてから、あ、と言う顔で口元を抑えた]
甘い物は、大丈夫だよ、うん。
よかったら、少し貰っていい?
[と、一応控えめに言ってみるけれど、緩んだ口元が「好物」と言っているような物だった。*]