─ 森 ─
あ…… ハイ。
それは、とっても、有難い、……デス。
[食べるの意味が違う意味に聞こえたとか、決して言ってはいけないだろう。……多分そういう意味では無かっただろうが。
かくかくと頷いた。
が、その隙に近づいてきた>>33彼女――否、多分“彼”に、再び動揺を見せた。
決して身長は低い方ではないが、180cmには届かない]
ッ、…… あ、その。
ちょっと、迷ってまし、ッて。
[緊張感から木の幹を握る力が強くなる。
と、抗議のように木の実が数個落ちて来て、頭に当たった。地味な痛さに顔を顰める。
近くの彼も、もしかしたら巻き添えになったかもしれない**]