[光の中、目を閉じていると、一瞬、押し出されるような、引き込まれるような、弱い衝撃を感じた。そして光が収まるとほぼ同時に、聴こえる鈴の音。]なんだか、今度は大きかったような……[そんな気がした。ひとまず見回すと、消えた姿は2名、イゾルデとルイ。]私はまだ、あちらへは行けなかったみたいですね。[言葉は残念そうだったが、声はそれほど気にはしてない風だった。]