─ 自室 ─……ぁー……手段、なくはねぇ、か。[しばし考え、ふと思い至る。先にわけた龍血、その気配を辿れるなら、と]……思い付きの献血が、どう繋がるんだか、わかったモンじゃねーなー。[思わずこんな呟きをもらしつつ、意識を凝らす。この場では独特と言える『金』の気は、辿るのはある意味では容易い。ほどなく、それらしきものを感じたのは]……上?[何故か、頭の上の方からだった]