[話が終わればエーリッヒはブリジットの傍へと戻る。
ロミを喪って寂しいと言っていた少女の虚空を少しでも埋めることが出来たなら。
そう考えてのこと。
リスはいつの間にかブリジットの近くに居て、以前貰ったお菓子を強請っているようだった。
それには「止めなさい」とリスに言って、机の上から浚ってポケットへと収めてしまう]
ジティ、そろそろ部屋に戻って休んだ方が良いわ。
眠るまで傍にいてあげるから。
[だいぶ時が経った頃、ブリジットの頭を撫でながら休むように促した。
自分が彼女に出来ることと言ったら限られているから、そう言葉も付け足して。
少女を連れ立って部屋に戻り、しばらくはブリジットの部屋で過ごすこととなる]
[その直ぐ後だった。
事態が動いたのは]