……せーの、で。[くるり、踵を返して、走り出す。階段上の血だまりでちょっと転びかけたが、何とか踏みとどまって]だんちょーさんっ!団長さん、起きてるー!てか、寝てても起きろ!!![先ほどまでとは一転、取り乱した様子で団長のいる部屋へと駆けて行く。大声と、遠慮なく扉を叩く音は施設中に異変を伝えられるだけのもの。*]