[廊下での声と物音は部屋からは遠い。余程大きなものでなければ気付くのは難しかったことだろう。ブリジットと話をしながらその頭を撫でて居た時。リスが、ポケットの中で大きく威嚇音を奏でた]パラッシ……?…ジティ、ちょっと待ってて頂戴。部屋から出ちゃダメよ。[リスの異様さはブリジットにも感じられたことだろう。彼女には部屋を出ないように言い、部屋を出て廊下を食堂の方へと向かう。その後にブリジットが続いてきたとしても、確かめようとする気持ちが強くて直ぐには気づくことが出来なかった]