─ 屋敷/広間 ─[玄関先から聞こえてくるのは、賑やかな声。それで、何となく誰が来たのかを覚りつつ]いえいえ、俺も飲んで温まりたいと思ってましたし。[投げられた声>>47に、軽い調子は崩さぬままに返して、紅茶のカップを運ぶ。一つは家主の前に、もう一つは、ライヒアルトの前に。添えてあるのはミルクと砂糖と、後はジャムの入った小さな容器]