[瞠られる青い眸が望む応えは口に出来ない。夜着にストールを羽織るカチューシャの身体を支えた男はきつく柳眉を寄せただけ]――…カチューシャ[気遣うように青を見詰める。華奢な身体が一層儚く感じられた]嘘じゃない。駆けつけた時にはもう……手の施しようがなかった。[ゆる、と左右に頭を振り、マクシームの死を伝える]