[聞かされた内容はどういったものか。耳にはちゃんと入ったか。聖が見た一部始終を聞き終えると、そうと一言呟いて。]…少しここに居る。向こうは、任せた。[それだけ言うと、それ以降は何を言われても無言のままだった。聖が去った後も、瑠衣の遺体を見つめたまま。どれくらいそうしていたのか。口から零れた言葉は。]…………ごめ、ん。俺のせい、だな。[細い謝罪。浅はかだった計画の、代償を払ったのは自分ではないのが、酷く胸に痛かった。]