[少女の答え>>47にも特に表情を変えることはなく、短くそうかと返すのみ。差し出した紙は受け取られたか如何か。受け取られなくとも無理に強いる事はなく、いずれにせよ手帳は懐に仕舞われて]“彼”は、己の思うまま――生きるのを望むと、そう言っていた。……君たちは如何だ。何を望み、何を選ぶのかね。[誰のことを示すか明確にはしないまま、問うような言葉と、常の通り真っ直ぐな視線を双方に向けて。暫し後、答えの有無に関わらず、男は背を向けてゆっくりと歩き出した**]