─ 広場/中央樹 ─[和らぐ気配が伝い、ふ、と隣にいるエーリッヒを見上げる。向けた視線はすぐに前へと戻るがくちびるはゆるく弧を描く]お互い様なんて言って甘え癖がついても知らないんだから。[少しだけ年上のこの青年に対しての甘え癖。既についてしまっているかもしれないが未だその自覚はないままで]如何致しまして。少しでもエリィの役に立てたなら嬉しいわ。[歩調を合わせ時折気遣う眼差し向けながら道中、トンネルの光景をぽつぽつと語りエーリッヒの住居穴へと向かった]