[幾度も繰り返し鉄紺が辿り、漸く顔を上げたのは大分時を経てからのこと。ふ、と集中から解かれた故の呼気が漏れて。緩やかに見下ろした先、一文を指先で撫でて、閉じる]……ん〜〜、肩凝ったあ。[ぐる、と右肩を一周。動かない左肩も拳で数度軽く叩く][エミーリアから借りた本ならば礼と共に積み直し。そうでなければ本はその手に持ったまま。一度自室へと戻って行った*]