─パソコン室─
あ、ご、ごめ…だ、ダメ、桜子ちゃん、見ないほうが…!
[画面に映った文章に、眉を寄せ青褪めたまま気を取られていた為に、桜子から名を呼ばれたのにしばらく気がつけなくて。
気付いた時には、もう、遅かった。]
…悪趣味な、悪ふざけ、だよ……きっと。
きっと学長が高峰君連れて戻ってくるから。
さっきみたいに、皆で戻ってくるかもしれないし。
だから、だから…待ってよう、ね?
[今の状況を省みるに何が起きても不思議ではないような感覚に襲われてしまい、絶対、とは言い切れなくて。
自分自身青褪めながらも、そっと桜子の背を撫でて落ち着かせようとしながら、皆が早く戻ってきてくれることを*願った。*]