人狼物語 ─幻夢─

104 銀聖夜─妖精の護り─


少年 マリオン


 うん、そうなんだよねー。

[森から出てしまえば、どこに行くかわからない、という意味でも、村が大変な事になる、という意味でも。
少年もまた、森の村には思い入れがあるから、無用の混乱は引き起こしたくはなくて。
だから、同意するギュンターとゼルマの言葉には、妙にしみじみと頷いていた]

 て、わ、凄いすごい!

[やがて始まる協力作戦。
ショールに包まれたきのこはちょっとちたちたしていたが、ポンポン撫でられると大人しくなった]

 はーい、んじゃ、こっちに入るよー。

[言いながら、白い蔦草の籠を引っ張……るより先、籠がするっと動いたのは見ていればわかる事。
直後、気まずげにリボンが揺れた様子は、なんだか意思があるようにも見えた。*]

(51) 2017/12/17(Sun) 19:58:14

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