うう、私としたことが……。[ぶつぶつと呟くが、日常茶飯事である。仕事に関してヘマをやらかしたことはないとは言え、その他では注意力がやや低い]オトフリート、邪魔するぞ。ちょっと調べたいことが……、[まだ若干よろけつつ中へと入り、人影を見つけ声をかける。しかし、返ってきたのは別人の声]ん?なんだ、リヒト兄弟か。[エーリッヒにとっては運良く、意識はミハエルに逸れた。一瞬の隙を突かれ、脇をすり抜け逃げられた]