─ 翌日/浜 ─[目を細める白猫を一通り撫でてから立ち上がる]人手が足りて居ない事は間違い無い。[一度、視線はカルメンへと戻る。眉を下げた様子>>50に瞼を下ろし、ひとつ息を吐いて]汚れるのはカルメンが気にして居ないのならば構いはしないが、……怪我をしては母親が心配しよう。ズボンの方が良い。[瞼を持ち上げながら紅玉を浜の方に向き直した。先では忙しなく人々が動いている]……ああ。此処まで荒れるとは思わなかった。元通り、は、……暫し時間が掛かるだろう。