[風刃が僅かに手品師を切り裂くのににやりと笑う]
等価交換、だろぉ?
[受け流された旋風は霧散して、だけどフィールドを漂う風となってそこに留まる。
そして手品師の手より放たれたカードを見やって]
なるほど、こりゃ飛ばねぇや。
[カードの変化を確認するや、手品師に向かって踏み込む]
いつまでも離れたままで居ると思うなよ!
[落ちてきた鉄球が左肩を掠め、だが一瞬顔を顰めただけでロッドを構える。ロッドを横薙ぎにしてその軌跡、横一線に無数の刃を生み、そのまま放射線状に放つ。
そして軽く地を蹴り、旋回するような蹴りを手品師の左から与えようと]