わたしたちの、いのち、が…?[言い聞かされて、また反芻する。ぼんやりとした状態だったが、玲の言うことがどう言う意味か、何となくではあるが理解して]…わか、った…。ここに、居る…。[自ら確かめに行きたい気持ちはあったが、出たところで何が出来るかは高が知れている。大人しく、ここに残ることにした。玲に握られた手を、ぎゅっと握り返す。不安は、拭えない]