─ →一階廊下階段下─
[うわ言のように言葉を紡ぎながら進む誠>>45。
彼の何がそうさせるのかは分からないまま、人の集まる階段までやって来た]
佑一郎先輩!
何が……っ。
[丁度、踊り場から階段を下りて来る佑一郎が見えて>>49、何があったかを問おうとする。
けれど、その前に抱えられた見覚えある女生徒に眼が行った]
春枝……先輩、春枝は…?
[生きているのかと問う声。
はっきりと口にされたか、それとも首を振られただけだったか。
それを確認して直ぐ、誠が足から崩れ落ちた。
支える手が間に合って頭をぶつけるのは阻止出来たけど、それ以上誠が動く様子が無い]