[イヴァンの右腕>>17は、人間ではありえないものの姿に変化していた。漆黒の毛並み>>17は投げ出されていてもなお、力強く見え。ユリアンはその前に片膝をつく。] イヴァン、だったんだね…。[最期の表情は、まるですまなさそうに笑って>>22いるかのよう。それが誰に向けたものかはわからなかったが、ユリアンは片手を伸ばし、その頬に触れる。人狼の正体を知っても、ライヒアルトの遺体の様子を思い出しても。やはり、憎しみも恨みも持てなくて。ただ悲しかった。]**