[笑みと共に返された言葉に、刹那、掠めた笑みはいつものもの。それでも、それはすぐに愉しげなものへととって変わる]は……中々。[広がる炎の壁に目を細めつつ、水晶龍を押し止め]……それなら、俺も、取って置きの新技をお見せするようかねぇ。『……ルギィ』[睨むような視線を向ける水晶龍に、にや、と笑いかけ。すい、と先の一撃で開いた傷から血を掬い取り、『魔本』の表紙に塗りつける]