―湖畔エリア―
[ライヒアルトとベアトリーチェが去っていくのをにこやかに見送ると、その場に座り込んで水筒を取り出した。
ユリアンに声をかけられれば微笑んで応じる。]
場所、ここでいいのか?
あ、水の中とかはさすがに勘弁してくれよ。
[彼が場所を変えるのならついていくつもりでそう言った。
ふと、シチに視線を送り、ひそひそと会話をした]
『……迷っては、ないみたい……。あの訛ってるのと接触するのも時間の問題……』
[ベアトリーチェの様子を伝えてもらった。あの嬢ちゃんに声かけられたらどうしようかと思ったよ、とほっとしたようにぽつり。]
『自分で、見たら……?』
バレたときの保険だよ。女の覗き見には使ってない、っていう。
[気まずげにちびちび白湯を口にしながら、一応の体裁を保とうとしていた**]