副会長、ねぇ、大丈夫!?
[意識があるのかどうかも分からない誠の肩を揺さぶりながら声をかける。
しゃがむ状態で誠を支えながら、佑一郎を見上げた]
先輩、春枝は、春枝は誰かに、殺されたんですか?
[桜子が襲われたらしいことは誠に聞いていたから、そんな風に問う。
返答を聞いたなら、「そうですか…」と小さく呟いた]
…先輩、桜子が、襲われました。
アタシはちゃんと見なかったけど……副会長が見に行って、そう、言ってました…。
[知り得た情報を佑一郎に明かす。
尤も、誠が霊能者であることまでは明かさなかったけれど]