─ 翌日/第二階層・自室→通路 ─
[寝つきはとてもよい子なので、夜中に父親が出て行った事など気づきもしなかった。寝てる間に届いた通信も、当然知らずそのままになる。
放送が鳴る前に、いつも通り父親に起こされた。]
………とーちゃんおはよー…。
[目をこすりながら、起きた時はいつもと変わらない調子だった。
おなかすいたと口にする前に、今日は放送が入ってきて一気に目が覚める。]
ぱとごー?ぱとごー壊れた?
[リディアと同じ、誰かに殺され――もとい壊されたんだと理解すると、走って部屋を出た。進みは随分遅かったが。
父親が何か言ったかも知れないが聞いておらず。
どこにあるかは知らないから適当に行ったら、もっこりしている>>26毛布が落ちていて、下からふか毛がはみ出していた。
ひょこっひょこっ、と近づいて、近くに座りこむ。毛布はめくれなかった。]
ぱとごー…。
ねーちゃんがもうちょっとで着くって言ってたから、それまで我慢だぞ。