お前、そんな神の使徒とか、無理すんなよ!
だいいち、制裁とかいってる前に、やることあんだろ!お前のねえさん、このままにしといていいのかよ!
[友の肩をゆさぶろうと、その手を伸ばす。そして、ひとことひとこと紡ぐ度に、目頭が熱くなり、雫が落ちる。
泣けない誰かの代わりなのだろうか]
お前さんは、人間なんだろ、修道士なんだろ、生きてるんだろ
[震える声を紡ぎながら、下がり]
だったら、それを忘れるなよ……。意思をなくして生きて、それに何の意味があんだよ
[眉毛はハの字に下がった。
死者の気持ちの代弁なんてできやしない。無残な胸元は誰にも見られたくないだろうと思って、その場で自分のジャケットをかけ、リネン室へと綺麗なシーツを取りにいった**]
→リネン室