[あれもこれもと持たせようとする執事を宥めたり諭したりして、準備を済んだのは結構な時間が経った後。
岬にある元宿屋にて書かれた身上書には、以下のように記入された。**]
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■名前:ブリジット=ドルージュ Brigitte=Dreujou
■年齢:22
■職業:小説家
■経歴:村から遠く離れた都会で生まれたものの生まれつき気管支が弱く、養生の為に12年前から元々父の別荘があったこの村に住むようになった。
日光にも弱い為日中は屋外には滅多に出ないが、成長するにつれ冬の弱い日差しには多少耐えられるようになった。
小説を書き始めたのはこの村に越してきてからで、何冊かは出版もされているが父に秘密にしている為に偽名を使用している。
父の決めた婚約者がいるが相手の顔も名前も知らず、当人には婚約者が居るらしいという認識。
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