─ 料理屋・白花亭 ─
そういえば、ノっくんも今日はまだ見てないのよね〜。
集中できるお仕事があるのは良いけど〜、お仕事中毒な人が多いって困りものだわ〜。
[空いた食器を片付けながら、いつも化粧用の染料を届けてくれる青年を思い出し、ぼやく。
もっとも、仕方ない事だとも解ってはいるのだ。
短い寿命でそれぞれ為すべきことをしているのだし、かくいう自分だって同じようなもの。
ただ自分は仕事が仕事な為に万に一つも食事を抜くことが無いだけで]
あ、そうそう〜。
サラダのレシピ、忘れない内に清書しなくっちゃ〜。
[思案にくれかけた所で、クレイグとユーリから感想聞いたサラダのレシピが覚書のままだったと思い出した。
誰が見ても解りやすいようにと絵も描かなくてはならないから、こればかりはクレイグにも頼めない]